2007年05月02日

退院しました

「人間いたるところ青山あり」とはよく言ったものである。
私も中学時分、在校生を代表して卒業式で読んだ送辞に上記の言葉を挙げ、
 『自分の持つ可能性を信じ、たとえ困難なことがあっても、何たらほげほげ…』
と、ほとんど知らない先輩の前途を祝したものだ。
あの時の卒業生が現在何らかの形で成功しているとしたら、私の送辞によって励まされたからに違いないが、誰一人として私に感謝の気持ちを述べにこない。
きっと私の連絡先を知らないか、誰も成功していないのだろう。

それはともかく、私は忘れていた。
いたるところに山があればいたるところに谷もあるのだ。

前回のエントリを書いてから、あっという間に私は平地から谷底へ滑り落ちた。
むしろ気分的には、可もなく不可もないなだらかな平地を歩いていたら、突然落とし穴に落ちたような気分だ。
しかもそこに待っていたのは、這い上がるのに大変な我慢と退屈を必要とする試練であった。

前回のエントリでは
「腹が痛い。筋肉痛だろう」
なんて悠長なことを書いていたが、実際、腹の中で起こっていたのは「虫垂炎」であった。
私はさっぱり知らなかったのだが、虫垂炎の特徴として、腹痛・発熱・吐き気・休息欲求・出社拒否欲求等があり、吐き気以外はすべて当てはまっていたというのに、無知な私はその原因に気づくことはなかった。

素人考えでは、炎症を起こす右下腹部が痛み出したら虫垂炎なのだろうと考えていたが、そうではないらしい。
初期症状としては腹部全体が痛み、進行すると痛みの中心が右下腹部になるらしいのだ。
驚くほど私の状況と同じだ。

しかし鈍感なのか我慢強いのか、それほど強烈な痛みも感じなかった故、筋肉痛なら土日休めば治ると考えていたのが甘かった。
土曜日になると痛みのレベルがひとつ上がり、解熱鎮痛剤としてバファリンの助けを借りなければ眠れなくなった。
日曜日になると痛みのレベルがもうひとつ上がり、バファリンの効き目が妙に短くなってしまった。
相変わらず38度ちょっとの発熱も続く。

さすがにおかしいと感じた私は、月曜日になったら病院へ行こうと考えていたが、日曜日の夕食後飲んだバファリンが2時間程度で切れてしまった。
まさか連続で薬を服用するわけにもいかず、しばらく我慢していたが、痛みのレベルも熱もさらに上がったような気がしたので意を決して、タクシーで救急外来へ向かった。

病院に着いたのは日付が変わった頃だったが、当直の医師に触診とレントゲン2回とCTスキャンを取ってもらい、即入院と相成ったのだった。
ここから、我慢と退屈の約3週間に及ぶ日々が始まるのだが、それはまた別の話。
posted by K大 at 23:01 | Comment(4) | TrackBack(0) | 病院生活
この記事へのコメント
はー、入院してたんですね、、ひさびさにお邪魔してびっくりしたよ。
大変でしたねー。退院おめでとう。
今は、ゴールデンウィークで仕事はお休み中かな??それでは、お体をお大事にね。。。
Posted by 津田の泉 at 2007年05月04日 14:50
おおっと、入院してたとは…。3週間って長いよな〜。今まで忙しく働いてたみたいし、いい休養になったと思えば・・・治ってよかったな。
Posted by ホーネット at 2007年05月05日 10:37
虫垂炎なら切開手術???
退院してからもあんまり無理しないようにね!!

病院嫌いな私もこういう話を聞くと、
熱とか出た時行った方がいいんだろうなと思うけど、、、
多分次回も我慢してそうです。(笑
Posted by YukaLS at 2007年05月08日 11:02
> All
コメントありがとうございます。

> 津田の泉
退院は4月28日だったので、GW中は家でゆっくりすることができたよ。
ただ、未だ腹に糸は入っているし、癒着が原因なのか腹痛がしたりで、なかなか元通りというわけにはいかんです。

> ホーネット
確かに忙しかったけど、入院中は「いい休養」というわけにはいかなかったわ。
七転八倒の痛い思いをした後は、ただひたすら退屈な日々だったので、精神的には辛いものがあったな。
まあ、仕事に行くのもそれなりに辛いからどっちもどっちだね。

> YukaLS
またぼちぼちここに書きますが、その通り「開腹手術」でした。
退院してみたら、体力はがた落ちしているし、傷は痛むし、内側から引っ張られるような腹痛はするしで、無理したくてもできない体になってしまった・・・。
いつになったら、元に戻るのか、不安な日々ですよ。
病院は早めに行った方がよいよ。
私も数日間我慢していた結果、より悪い状態になってしまった挙げ句に3週間入院だったからね。
早めに行っていれば1週間そこそこで出られたはずなのに・・・。
Posted by K大 at 2007年05月09日 00:09
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