2006年10月07日

もやもやした気持ち

先日,所用で実家に電話をかけたときのこと.

母曰く「Yahooがまたも無料でインターネットを使ってみませんか,と言うから,今回も断り切れずに了承してしまった」
うちの実家にはCATVのネット回線が用意されているので,別にYahooなど必要ない.
さらに,無料とはいえセッティングや返送にかかる手間を考えると,使うメリットは特にないのだが,母は押しに弱いのか,人を信じやすいのか,あっさりOKしてしまう.

更に前に電話をかけたときには
「大学時代の友人とかいう服部君が,連絡先を教えてくれというから,携帯の番号教えておいた」
などと言っていたが,私の友人に服部君などいない….

こんなことじゃ,一時期はやった「オレオレ詐欺」にも簡単に引っかかるのではないかと密かに心配しているのだが,そんな私に
「この前テレビで独り暮らしをねらったこんな詐欺が紹介されていたから気をつけなさい」
と忠告してくるぐらいだから,大丈夫か.







「オレオレ詐欺」は,関係各所の注意によって,大分収束してきているのではないかと思われるのだが,最近ネット上で話題になっているのは,誰が名付けたか「死ぬ死ぬ詐欺」だ.
要は難病を抱えた子供を救うためと称して,「○○ちゃんを救う会」が大々的に集めている募金に対し,寄付目標額の根拠や何にどれだけの額を使ったのかや結局どうなったのかというまともな報告がなされないまま,なし崩し的に収束していく様を指して名付けられた言葉だ.

東京に限らず,人が集まるところにはよく寄付金を募る集団がたむろしている.
私は前々から会計報告すらしないような募金を胡散臭く思っていたので,お金を出したことなど一度もない.
更に言えば,某民放の24時間テレビ募金も同じ理由であり,こどもが貯金箱を抱えて募金に行く様子など見ていると,辛い.

最近,ネット上でやり玉に挙げられているのは「さくらちゃん」という特発性拘束心筋症という難病にかかった女の子の募金だ.
この内容は以下に詳しく書かれている.

さくらちゃんを救う会

さくらちゃんの未来のために

心臓病女児募金活動に ネット上で批判噴出

「死ぬ死ぬ詐欺・まとめサイト」の卑劣さを考える


2ちゃんねるでの批判を受けた結果かどうか,とりあえず寄付金用途などは詳しく書かれている.
目的も明らかだし,多くの批判にさらされながらもしっかりと公式HPなどを準備して活動している様子から,活動されている方が真剣に取り組んでいることがうかがえる.

私はこのさくらちゃんなる女の子が,一刻も早く手術を受け,少しでも健康な体に近づいてほしいと切に願う.
しかし,それでもやはり疑問点がいくつか残る.

子供の心臓移植などは,アメリカでもなかなか順番が回ってこないほど多くの子供が待っていると思うのだが,そこを割り込みのような形で手術を受けられるのはなぜか?
お金があれば可能なのか?

ユニセフにある以下のページを読む.

100円でできること…

別にさくらちゃんを見殺しにすればいいというわけではないが,費用対効果を考えたときに,本当に1人の少女に1億3600万もかけるべきなんだろうか?


…うーむ.
考えれば考えるほど,頭が混乱してくる.
また色々な人の意見を聞いてみたい.
posted by K大 at 23:59 | Comment(1) | TrackBack(0) | ネット生活
この記事へのコメント
自分の親とか子供といった身近な人や、世界的に功績のある人(基準は不明)という条件を除いた場合では、個人的には一人を助けるくらいなら、たくさんの人が助かる方法が良いと思います。
それに、他に同じ難病を抱えている人がいる中で、親が頑張って、たまたま、気まぐれでマスメディアが取り上げたからその子だけが、他の症状が軽くて手術の成功率は高いけどお金がなくて助からなかった人や、順番待ちを飛ばされた人を差し置いて、特別に助かったと考えると、どうしてももったいないと感じてしまいます。
ただ、こうした1人に対する募金は手術結果が明確に分かると、募金の価値が理解できて、宣伝になるという効果はあると思います。
あと、募金は自分が動かなくてもお金を出したことで役に立っていると思えると言う意味で免罪符的な役割もあると思います。
最後に、募金活動たってる時間があるなら、働いてそのお金を寄付したほうがよっぽどか額としては大きいとつくづく思います。マスメディアの呼びかけも、呼びかける人の出演料やら、スタッフの給料やら、放映時間のエネルギーを募金に回したほうがよっぽど大きな額になると思います。(宣伝することは重要だと思いますが)
僕も同じジレンマを感じたことがあるので、コメントしてみました。意見がまとまってなくて、長い文になってしまいましたが、日ごろ思ってることを書いてみました。
Posted by かとまさ at 2006年10月19日 00:08
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