2005年11月15日

《本》価値観の違い

最近,『生協の白石さん』なる本が売れている.
なんとAmazonでは,今日現在 売り上げ第一位である.

今日,ある本が欲しくて生協に行ったら,『生協の…』が店頭に平積みにしてあった.
ぱらぱらと中身を見たが,「やはり…」と思わざるを得ない.
「いったいこの本に1000円払う価値があるのだろうか…」

元々,生協組員の要望カードのやりとりを載せただけあって,小説のような文学的意義は望むべくもない.
さらに,掲載されているカードも特別多いわけではなく,内容が非常に薄い.
少し考えれば,立ち読みで十分だ.

当然,購入する人は単なる娯楽本として代金を支払うのだろうが,それと考えたとしてもあまりに質が低い.
半年か一年もすれば間違いなく,BOOKOFFの100円均一棚に並べられるであろう.

うちの大学にも当然生協があり,声カードなるものも存在する.
東京農工大の例を見れば明らかなように,その多くはレベルの低い学生がおもしろ半分に書くものだ.
もちろん,本当に必要な利用者の声もあるが,全体量からして少ない.

うちの大学の生協もある特定の人物(ただし専門的な要望以外)が声カードの返事をする.
私が入学した当時はくだらない要望は切り捨てて 無視していたように思うが,「白石さん」の影響なのか,最近はどんなくだらない声にもいちいち返信している.
おかげで,声カードを掲載するスペースはくだらないカードで埋まり,本当に生協のことを考えて投稿したカードはそれに埋もれてしまっている.

気になるのは,うちの大学でも東京農工大でも,これらに返信しているのは業務時間か否かということである.
はっきりしたことを知らないので強く言えないが,もしこれらを業務時間内に書いているとしたら,怠慢もいいところだと思う.
うちの大学に限って言えば,例え,業務時間内でなくとも,それに費やす時間があるなら他にするべき事があるだろうと強く感じる.
独占企業の椅子にどっかりと座って,商店として一般的なサービスもできずに,声カードの量を満足している場合ではないのである.
うちの大学の周辺は地価が高いため,なかなか学生に適した店が進出できずに,生協の傲慢は留まることを知らない.

一体,周りの職員は声カードを書く者に何も言わないのだろうか.
逆にとれば,そんなことが許されるぐらい,生協の職員は余っているのだろうか.
郵政民営化の話ではないが,もっと合理化してしかるべき部分が多く潜んでいる気がするのは私だけではあるまい.


…なんてことを思いながら,Amazonのレビューを見たら,皆,一様に評価が高い.
こういうのを好きな人が購入し,読後 気に入ったからこそレビューをするわけで,私のような人間はそもそも手に取らないから当然の結果ではある.
しかし,ここまで口をそろえて,よい感想のレビューを書かれると,私の感覚は異常なのかと疑ってしまう.
まあ,そのぐらいのことでぐらつくような,弱い個ではないから,別にいいんだけど….
posted by K大 at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本を楽しむ
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