2005年09月17日

《TV》女王の教室【伍】

昨日より酷い.

誤解なきよう言っておくが,決して天気のことではない.
まして私の顔や,助教授の仕打ちではない.これ以上酷くなったら,目も当てられなくなる.

体調は一向によくならず,6か国協議も芳しくない.
昨日のゼミを受けて,今日も研究室に行き,ばりばり研究しようと思っていたのに,誠に残念だ.

さて,今日は私の最近のヒットドラマ『女王の教室』の最終回である.

久しぶりにドラマを始めから最後までしっかりと見た.
やはり,最終回もメッセージ性に溢れた充実した話であった.主人公の教師は,前回の話で「なぜ勉強するのか」という難しい問いに,
「知ることへの意欲こそが勉強する源であり,その意欲を持ち合わせない者は勉強をする必要はなく,もはや動物と同じ,人間とは言えない」
との明確な答えを出した.

今回,彼女の同僚が家を訪れ,整然と並べられた教育専門書や子供に人気の漫画,児童についての詳細なメモなどを見,睡眠時間を削ってまで教育に打ち込む情熱をほめた際
「私は自分をすばらしい教師と思ったことはない.
        どんな教師をすばらしいというのかさえまだ分からない」
と述べた.

この二つから,「学ぶ」ということに関して,外にも内にも一貫した厳しい態度を取っている彼女の意識が伺える.
やはり,例え厳しいことを周りに言ったとしても,己に対しても同様に厳しく律している人間は,自然とその言葉にも本人にも信頼が生まれる.

人はともすれば,周りには厳しく当たるくせに自分には甘い.
私もその例外ではないが,少しでもこのレベルに達したいと常々思う.道は険しいが.

また,脚本もよかったが,やはり役者の演技もそれを支えるのに十分なレベルであった.
児童役ももちろんよかったが,教師役をしていた天海祐希の演技に感心した.

マネキンのような体型をしている彼女だが,その存在感・台詞の言い回し・視線の動きなど,どれをとってもさすがは宝塚のトップスターとうならせるだけのものがある.

ドラマの終盤,児童が卒業に伴う別れを惜しんで全員泣いているところに,1人冷酷な顔をする教師という場面があったが,そこで毅然と表情を崩さず立っているのはすごかった.
金八先生の生徒と一緒になって涙と鼻水を流していた場面に比べると,雲泥の差である.
人間には共感する能力があるが,それを演技で押さえ込むことはそれほど簡単なことではない気がする.
最も彼女の演技を感心した場面であった.

とにかくこのドラマは私にとって満足行く作品であった.
表現の仕方はドラマとしての脚色もあろうが,これだけメッセージ性の強いドラマはなかなか見られるものではない.

私の満足度は



である.
いや,よい作品であった.
posted by K大 at 23:59 | Comment(1) | TrackBack(0) | 各種鑑賞
この記事へのコメント
うちの母(小学校教諭)も興味があって見ていたようです。実際あんな先生がいたらどうかと思いますが、確かに金八先生とは違った魅力がある気がしますね(笑)
Posted by K村 at 2005年09月18日 20:31
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのTrackBack URL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/1012426
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。