2005年09月02日

《映画》T.R.Y.【弐】








とりあえず,「映画鑑賞」という趣味に向けて,見た映画の感想文を,素人の浅はかさと傲慢さを存分に出しつつ,書いてみる.

映画鑑賞の一作目として邦画を選んだ.特に意味はない.

映画名は「T.R.Y.」.2003年の作品だ.<公式ページ借りた理由としては,天才ペテン師が武器をだまし取るために,駆け引きをするということで,そのトリックの掛け合いがおもしろそうだったから.

簡単なあらすじをAmazon.co.jpから引用.
20世紀初頭の上海で、金持ちの悪党相手をだまして荒稼ぎしていたペテン師・伊沢修は、殺し屋から救ってくれた革命家の関のために、日本軍から革命用の武器弾薬を盗む約束をするはめになる。


とりあえず,見終わった感触としてはやや消化不良かなといったところ.

映画のテーマは,「友情」や「仲間を信じること」の尊さ,また目的を達するために命を投げ出すなんてとんでもない,といったところか.

重要な騙し騙されのトリックについては,それなりに楽しめた.
観客に対してばらしている部分もあれば,後から明らかになる部分もあり,脚本の作り方としてはよかったと思う.

また,各役者は日本・韓国・中国から出演していたが,皆それぞれ味のある役柄で,ベテランらしく演じていたので,見ている方も作品に入り込めた.映像も20世紀初頭の上海として中国文化と西洋文化が混じり合った奇妙な感じが,自然に表現され,大がかりなアクションも映像の点ではうまくできていると感じた.

ただ,この作品では殺し屋に狙われる伊沢という部分があり,これを避ける伊沢のアクションを魅せる脚本にしているのだが,かなり中途半端.見ていて爽快感もないし,あっと驚くような動きがあるわけでもない.とりあえず,主人公はペテン師なわけで,基本路線は「逃げ」だし.

また,あまり意味のないところをスローにして見せたりしているので,少しテンポが悪い印象を受けた.確かに天才的ペテン師ではあるけれど,ちょっとヒーロー化しすぎかな.

全体的には時間不足で,主人公の魅力やこれまでの経緯などを十分描き切れてない感じ.きっとペテン師を仲間と信ずるためには,それなりのやりとりがあったと思うが,時間の関係かばっさり切られている.下手なアクションやスローなどを多用せずに,もっと主人公の魅力とトリックの巧妙さを描いたらよかったのではないだろうか.

この作品には原作がある.井上 尚登という作家のデビュー作らしいが,時間の制約がない小説という舞台で,この物語をもう一度読んでみたいと感じた.


映画に対する,私の満足度を5段階評価で表すと…



かな.


ちょっと厳しく傲慢だけど,はじめから甘くすると後が続かない気がするし.
あくまで,「映画鑑賞」を趣味とするべく,映画を見始めた素人の意見と読み流してもらえると,これ幸い.
posted by K大 at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 各種鑑賞
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