2006年02月08日

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

修論作成にかかりっきりになって,ついにこのBlogの更新も止めてしまった.
忙しくてもここの更新だけは止めないようにしようと思っていたのに….
ログを見ると,どうも更新されていないにもかかわらず訪れてくれた人がいるようで,管理者として申し訳ない気持ちで一杯である.

さて,ついに非常手段として「徹夜」を何度か発動した結果,締切1日前である本日(8日)の午前5時頃,私の修論は一応の完成をみた.
論文に限らず,何かしら文章を書くときの常套手段「書きやすいところから書く」に従って,理論説明から始めていたために,最後に「序章」が残るという作業順序になった.

「序章」はくせ者である.
一般に学術論文では,この研究を行うに至った「背景」(当然『先生に言われた』『卒業したい』『やはり富士山が最も綺麗』などではなく,社会的・工学的要求の背景)を書いた後,その分野に関する「従来研究」をつらつらと述べ,それをふまえた上で「本論文の目的と構成」として,この研究がいかに新しく,役に立つもので,どのような成果が出たかをまとめねばならない.

問題は「従来研究」である.
たった2・3年ほどしか研究していない学生には,これまで 数十年に及ぶ従来研究などを理解する時間や理解に必要な知識があるわけなく,大抵の学生はこの部分で四苦八苦する.
私も例に漏れず,これに四苦八苦十二苦した末に,やっと一応の完成になったわけだ.

また機会があれば,研究の内容を簡単にまとめてみようとは思うが,私の取り組んだ研究は工学系では珍しくほとんど数学式を使用しない.
これは,動的システムの故障診断に,言語理論分野の研究内容を適応することによる.

一般に理系の論文の分量は,数学式,図,表の数で決まる.
私はそのうち数学式が少ない故,ページ数も少なくなると予想していたが,意外に書くことが多くて最終的には60ページ弱,謝辞や参考文献一覧や目次等を入れれば70ページほどの修論となった.
内容は他に比べて文章ばかりで,一見,文系の論文と間違われるかもしれない.

論文に何を書くかは,人それぞれスタンスがある.
人によっては必要最低限,研究の核のみを書いて終わる人もいるが,私はそれをよしとせず,結果を得るのに必要な他の研究内容もしっかり説明しておいた.
これは,この修論が対象としている読者を考えた末の判断である.

私が苦労して書いたこの修論はきっと世に出ることはない.
世に研究成果を発表するのは学会に投稿した論文に任せておけばよい.
この修論が読まれるとすれば,私の後輩が自分の研究の参考に,またはさらに発展させるために,勉強として読むことが考えられる.
そういう利用を考えたときには,やはり先輩として必要な分野のあらすじはこの論文に含ませ,必要に応じてさらなる勉強をしてもらう方が後輩のためによいと考える.
そういうわけで,思ったよりも長い論文となった.

修論作成を通して,これまでも何度か思っていたことだが,また改めて自分について認識した.
私は,要領の悪い理想主義者である.
同じ作業をするにしても,人一倍時間がかかるくせに,妥協は許せず,ぎりぎりまで引っ張る.
正直,他人が要領よく仕事を仕上げているのを見ると,自分の要領の悪さ・能力の低さにがっかりすることがある.
この要領の悪さでどこまで妥協せずに生きられるか,多少不安を覚えるが,やれるだけやってみようと思う.

さて,昼に自宅へ帰って18時まで寝た後,研究室にやってきた私.
夜に眠れるはずもなく,そのまま研究室で後輩の面倒を見ていたら,そろそろ空が明るくなる時間帯.
提出に向けて最後の最後に残しておいた「謝辞」を書こうかしら.
posted by K大 at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 研究生活
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