2005年12月15日

《本》『マインドマップ図解術』

先日,『ザ・マインドマップ』について書いたが,今回はこれの具体例を探るための本としてセレクトした.

B5版の比較的薄い(100ページ弱)本で,すぐに読める.
他にもいくつか関連本があったが,PCで作成するマインドマップに関した記述があったので,この本を購入した.内容は私が求めていたとおり.
議事録やアイデアをまとめるツールやプロジェクト管理などの具体例を,それぞれ完成まで1つ1つ手順を追って説明している.
「マインドマップとは何か」を知るためには,短い時間で具体的に知ることができる本だと思う.
ただし,利用分野がビジネスにほぼ限定されている感があるので,マインドマップの可能性をもっと理解するためには他の本にも当たるのがよい.
私の場合は『ザ・マインドマップ』で一通りの知識を得ていたので,この本はよい参考になった.

一般に図解という場合,何か整理された,体系化されたものを説明のために図示することを意味するが,マインドマップは少し違う.
これは思考のツールであり,リアルタイムに考えながら構築していくものである.
よって,この作成過程を見たり,説明されたりすることで,その人がどのような考えを持っているかをよく理解することができる.
もちろん,人に説明するためのマップは一度でできることはないので,何度か分解・集約をして整理する必要があるが….

『ザ・マインドマップ』では芸術作品のようなマップばかりを紹介していたので,自分が使うのに少し自信をなくす.
しかし,この本では文字を中心に所々イラストとマークを入れるようなマップを紹介している.
これなら自分でも描け,利用できそうである.
ちなみに,本中のマップの大部分はMindManagerというツールを使って描かれたものと予想される.

基本的にこのマインドマップは,
  ・書き直し・再配置を何度かして完成
  ・イラスト・マークを随所に入れて,発想を促す
  ・暗黙知を形式知に
  ・過去のマップを整理・再利用すれば,外部記憶としての利用価値が高まる
  ・他人(時間を隔てた自分も含む)へのプレゼンに使う
など,利用に際するポイントがいくつか考えられる.
そして,上記のポイントは特にPCとの融合性が高い分野であると思われる.
さらに,インターネットとの情報リンクというさらなる利点も得られる.

ということで,元来PC中毒気味な私は早速ツールを使ってみようと決心した.
まず,無料がいいだろうということで,FreeMindをここなどを参考に入れてみた.
….
まあまあ,いい感じに使えてはいるが,マインドマップを描くことが楽しい所以となるイラストの数が少ないことがちょっと不満.
しかも,大学のPCにインストールしたら,起動すらしない.
(たぶん,JVMへのパスがうまく通ってなかったものと思われる.)

これではいかんと,高機能で広く使われているというMindManagerを試す.
学割を使っても2万円ほどかかる高価なソフトだが,とりあえず試用期間21日間を利用.
これはイラストやテンプレートは多いし,各種Officeツールとの連携がしっかりできているし,何より綺麗に楽しく描ける.
使用方法もそれほど迷うことはないし,思考ツールとしていい具合に完成されていると感じた.

で,今はMindManagerを試用中.
このまま問題がなければ,学生という身分である内に学割購入をするかもしれぬ.

ところで,暗黙知→形式知という部分で考えるに,読書経験そのものをマインドマップ化して保存しておけば,何となく読んだ気になっている本から得た知識を,わかりやすく整理できるのではないか.
しかも,マップを描くということは記憶の増強にもつながるということだから,これは一石二鳥.

ということで,マインドマップと読書を結びつけた本を古本ながら買ってみた.
この本はまた別の機会に紹介する.




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posted by K大 at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本を楽しむ
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