2009年08月09日

印象操作の怖さ

芸能人の間に薬物が広がっているという話は色々なところで聞いてきたが、「のりピー」をめぐる一連の騒動は「お塩様」とは比べものにならないほど強い印象を世間に発した。

最悪の事態も予測されていたが、とりあえず無事に姿を見せたことで安心した人も多いだろう。
今後、事情は徐々に明らかになり、裁判が集結するまでの間、バックリと食いついたマスコミが、おいしい餌を離すことはなく、下劣に食い散らかす様子を各種媒体で垂れ流し、多くの国民が表向き眉をひそめながらも、内心抱える低俗な感情に流されるまま、結果として国全体で一個の人間を徹底的に追い詰めていくのだろう。

小室哲哉が世間を賑わせたときにも感じたが、芸能人というのは難儀な商売である。
特に売れれば売れるほど、金と地位が身につき、図らずも各種媒体でそれを主張した結果、これらを狙う賢しい人間が街灯に集まる害虫のごとく自らの周りを取り巻く。
普通の人間からすれば「どうして」と思うようなことも多いが、人間なんて芸能人だろうが何だろうが皆一様に弱いものだ。
一般人には想像できないレベルで、ありとあらゆる誘惑を受けてしまえば、抗うのはなかなか難しいに違いない。

できちゃった結婚したプロサーファーが実は「自称」で、どの組織にも所属しておらず、さらにその人間が麻薬に手を染めていた。
これと本人の麻薬がどのようにつながるのかは不明だが、少なくとも詳しい事情も知らないまま軽々に「バカだな」なんていう言葉で一人の人間を上から見下すようにはなりたくないものだ。

自分が知っている世の中などごくごく微量であり、ほとんどすべてのことは媒介され、操作されたかもしれない情報を通してしか知らないことを忘れてはならない。

「操作」と言えば、今回に関しても毎日新聞は張り切ったようで、ネットの一部では話題になっているようだ。

kentultra1の日記
 酒井法子「容疑者」の写真が有害な訳&毎日新聞社への凸

リンク先冒頭の2枚の写真だけで、毎日新聞の操作意図はあからさまにわかる。
これまでに出ているらしい証拠だけでも、「黒」なのは予想できるが、それでもこの国は裁判で確定されるまでは「黒」にはならないはずだ。
個人レベルでもそのような決めつけをして話をするのはよく思わないが、天下のマスコミがはじめから印象操作報道で世論を誘導しようとしているのには開いた口がふさがらない。

「推定無罪」は義務教育で習う内容ではないのか。
裁判員制度が始まって国民が直接裁判に参加するようになっているのに、今後も「容疑者」=「犯罪者」という短絡的判断が続いていくのか。
マスコミは「松本サリン事件」のえん罪を忘れてしまったのか。

痴漢えん罪もよく聞くテーマの一つだが、この国では疑われたが最後、どんなに抵抗しても犯罪者の烙印を媒体を通じて流され、個人では回復不能な傷を負わされるようになってしまうのか。

この国の未来は大丈夫か。
posted by K大 at 16:21 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日々雑感